2010.09.25 Saturday
2010年9月17日 粗豊作祈願祭
ソバの豊作祈願祭が17日、尾花沢市の徳良湖湖畔に広がる面積10ヘクタールのソバ畑で行われ、市内のそば店主やソバ栽培農家ら30人が、今秋の豊かな実りに思いをはせた。
尾花沢そば研究会「ゆう遊三味会」(高橋晃治会長)が主催。会場のソバ畑には「おくのほそ道尾花沢そば街道」を展開している同会と上原田営農組合が「最上早生」を植えており、満開の花が、白いじゅうたんのように咲き誇っている。
祈願祭は俳聖・松尾芭蕉が詠んだ「蕎麦はまだ花でもてなす山路かな」の句が刻まれた「そば花塚」前で神事を行い、出席者が玉ぐしをささげた。白い花は今月いっぱい湖畔を訪れた観光客を出迎え、来月下旬には収穫されるという。
(山形新聞9月18日掲載より)